子どものお昼寝は何歳まで必要?卒業の目安や、まだ必要なサイン、寝ない子の休ませ方、夜の睡眠に響かない工夫、夏に役立つお昼寝グッズを詳しく紹介します。
お昼寝卒業の目安は3歳頃。でも年齢だけで決めなくて大丈夫
一般的には、2歳頃までは1日1回のお昼寝をする子が多く、3歳を過ぎる頃から少しずつ寝ない日が増えていきます。 ただし、お昼寝が必要かどうかは、年齢よりも次のような様子を見て判断するのがおすすめです。
「もう3歳なのに、まだお昼寝していて大丈夫?」 「保育園では寝るのに、家では全然寝てくれない」 「お昼寝をすると夜寝るのが遅くなる……」 子どものお昼寝について、悩むママ・パパは少なくありません。 お昼寝を卒業する時期には、かなり個人差があります。3歳頃から寝ない日が増える子もいれば、年長になっても疲れた日はしっかり眠る子もいます。 日本睡眠学会の解説では、3歳頃から昼寝をしない子が出始め、4歳では昼寝をしない子が半数を超えるとされています。一方で、3〜5歳の子どもには、お昼寝を含めて1日10〜13時間程度の睡眠が推奨されています。つまり、「3歳になったら絶対に昼寝をやめる」というものではありません。
まだお昼寝が必要そうなサイン
- 夕方になると機嫌が悪くなる
- 夕食中に眠そうにする
- 車や自転車に乗るとすぐ寝る
- 夕方に突然ハイテンションになる
- 些細なことで泣いたり怒ったりする
- 朝起こしてもなかなか起きられない
- 休日になると昼間に長く寝る
夕方のハイテンションは、元気が余っているのではなく、眠すぎて興奮状態になっている場合もあります。 お昼寝をしなかった日に明らかに機嫌が崩れたり、夕方に寝落ちしたりするなら、まだ休息が必要なのかもしれません。
年長まで寝ても問題ない?
年長になっても、疲れた日や活動量が多かった日にお昼寝をする子はいます。 特に、次のような日は眠くなりやすいです。
- 保育園や幼稚園でたくさん体を動かした日
- 水遊びやプールをした日
- 睡眠時間が短かった日
- 体調を崩した後
- 暑さで体力を消耗した日
- 行事や旅行で刺激が多かった日
年長まで寝ること自体が問題なのではなく、お昼寝によって夜の就寝時間が極端に遅くなっていないかを見ることが大切です。 お昼寝をしても夜いつも通り眠れるなら、無理にやめる必要はありません。反対に、お昼寝をした日は22時、23時まで眠れない場合は、寝る時間を短くしたり、少し早めに起こしたりして調整するとよいでしょう。
夏のお昼寝は「暑さから体を守る時間」にもなる
夏は、午前中に少し外で遊ぶだけでも、大人が思う以上に子どもの体力が消耗します。 特に午後は気温や暑さ指数が高くなりやすく、環境省も暑さ指数が高い日は外出を避け、涼しい室内で過ごすよう呼びかけています。子どもは体温調節が未熟なため、暑い時間帯は無理に外へ出ず、室内で休息を取ることも大切です。 そのため夏のお昼寝は、ただ眠るだけではなく、
として考えることができます。 「午後も遊ばせなきゃ」と無理をしなくても大丈夫です。お昼寝をしない子でも、エアコンの効いた部屋で横になり、絵本を読んだり静かな音楽を聴いたりするだけでも休息になります。
お昼寝しない子は「眠らせる」より「休ませる」
3〜4歳頃になると、布団に入っても眠らない子が増えてきます。 そんなときは、「絶対に寝なさい」と無理に寝かせなくても大丈夫です。眠れないことを叱られると、お昼寝の時間そのものが嫌になってしまう場合があります。 お昼寝をしない日は、30分〜1時間ほどの「静かに過ごす時間」に切り替えてみましょう。
休息時間の過ごし方
- 布団やマットに横になる
- 絵本を読む
- 小さな音で音楽を流す
- ぬいぐるみと一緒に寝転ぶ
- オーディオブックを聞く
- ママやパパも横になる
- 部屋を少し暗くして静かに過ごす
眠らなくても、横になって刺激を減らすだけで、体と頭を休めることができます。 「寝なくてもいいよ。少しゴロンしよう」と声をかけると、プレッシャーが減り、そのまま自然に眠ることもあります。
お昼寝しやすくなる5つの工夫
1.午前中にしっかり体を動かす
午前中に公園遊びや散歩、水遊びなどを取り入れると、自然に眠気が起こりやすくなります。 ただし、疲れさせようとして長時間遊ばせすぎる必要はありません。疲れすぎると、反対に興奮して眠れなくなったり、機嫌が悪くなったりすることもあります。 夏は朝の比較的涼しい時間に外遊びを行い、暑さ指数が高い日は室内遊びに切り替えましょう。 室内では、 ・ダンス ・マット運動 ・トンネル遊び ・風船遊び ・子ども向け体操 などでも十分に体を動かせます。
2.毎日同じ流れをつくる
子どもは、「次に何をするか」が分かると安心します。 例えば、 昼食 → 歯磨き → トイレ → 絵本1冊 → カーテンを閉める → お昼寝 というように、毎日同じ順番を繰り返します。 お昼寝前のルーティンができると、絵本を読み始めただけで「そろそろ寝る時間」と体が理解しやすくなります。
3.部屋を暗くして刺激を減らす
明るい部屋では、外の景色やおもちゃが気になり、なかなか眠りに入りにくいことがあります。 カーテンを閉め、テレビを消し、おもちゃが視界に入りにくい環境をつくりましょう。 完全な暗闇にしなくても、少し薄暗くするだけで十分です。 カーテンが閉められない場所では、ママやパパの手を子どもの目元にそっとかざして影をつくる方法もあります。ただし、顔を覆ったり鼻や口をふさいだりしないよう、軽く影をつくるだけにしてください。
4.ママやパパも一緒に横になる
「寝てきて」と言われても、子どもだけでは気持ちを切り替えられないことがあります。 大人もスマートフォンを置き、隣で目を閉じてみましょう。ママやパパが静かに横になることで、子どもも安心しやすくなります。 大人が本当に寝る必要はありません。 「ママも少し休むね」 「一緒にゴロンしよう」 と伝えるだけでも効果的です。
5.寝る時間を遅くしすぎない
お昼寝の開始が遅いと、その分、夜の就寝時間に影響しやすくなります。 できれば昼食後、12時30分〜14時頃までに寝始められると調整しやすくなります。 夜の寝つきが悪い場合は、 ・お昼寝を15〜30分短くする ・15時以降は寝かせない ・起こしたらカーテンを開ける ・水分補給や軽いおやつで切り替える などを試してみましょう。
お昼寝で使える便利グッズ
1.遮光カーテン・簡易遮光シート
昼間の光をやわらげ、寝室を落ち着いた雰囲気にできます。 旅行や帰省時には、吸盤式や貼ってはがせる簡易遮光シートも便利です。 選ぶときは、 ・窓のサイズに合うか ・子どもが引っ張れない位置に設置できるか ・カーテンのひもが手に届かないか を確認しましょう。
2.お昼寝マット
リビングや和室で寝る場合は、折りたためるお昼寝マットが便利です。 厚すぎる敷物よりも、 適度な硬さがある 洗える 汗を吸いやすい 収納しやすい ものがおすすめです。 乳幼児には、沈み込みすぎる柔らかいクッションや大人用ソファでの睡眠は避け、安全な寝具を使用してください。
3.冷感敷きパッド
夏のお昼寝では、汗をかきやすいため、洗濯できる冷感敷きパッドがあると便利です。 ただし、冷たさを優先しすぎるより、 ・通気性 ・吸湿性 ・洗いやすさ ・ずれにくさ を重視すると使いやすいです。 冷却ジェルマットは長時間使用すると冷えすぎたり、破損したりする可能性があるため、対象年齢と使用方法を必ず確認しましょう。
4.スリーパー・薄手のタオルケット
エアコンを使用していると、寝ている間にお腹や肩が冷えることがあります。 寝相が激しく布団を蹴ってしまう子には、夏用の薄手スリーパーが便利です。 ガーゼや綿など、通気性のよい素材を選びましょう。厚着をさせるのではなく、室温に合わせて調整してください。
5.ホワイトノイズマシン
生活音や外の音が気になりやすい子には、一定の環境音を流すホワイトノイズマシンが役立つことがあります。 専用機器がなくても、 エアコンの運転音 雨音 波の音 静かなオルゴール などでも代用できます。 音量は小さめにし、子どもの頭のすぐ近くには置かないようにしましょう。スマートフォンを使用する場合は、通知音を切り、子どもの手が届かない場所に置きます。
6.お昼寝用絵本
毎日同じ絵本を読むと、「この本を読んだら寝る」という合図になります。 刺激の強い仕掛け絵本よりも、 ・言葉が少ない ・色がやさしい ・同じフレーズを繰り返す ・眠る内容が描かれている 絵本がお昼寝前には向いています
7.光で時間を伝えるキッズ時計
大きくなってくると、「いつまで横になればいいの?」と何度も聞く子もいます。 色や光で時間を知らせるキッズ時計を使い、 「青い間はゴロンする時間」 「緑になったら起きていいよ」 と伝えると、時計が読めない子でも理解しやすくなります。
まとめ
お昼寝を卒業する目安は3〜4歳頃ですが、年長まで眠る子もいます。 大切なのは、「周りの子が寝ているか」ではなく、 夜に十分眠れているか 日中元気に過ごせているか 夕方に機嫌が崩れていないか お昼寝が夜の睡眠に影響していないか を見ることです。 眠らない日は、無理に寝かせなくても大丈夫。 夏の午後は外へ出られない日も多いため、涼しい室内で静かに横になる時間をつくるだけでも、子どもの体を休ませることができます。 「寝る時間」ではなく、「心と体を休める時間」 そう考えると、お昼寝への親子の負担も少し軽くなるかもしれません。 編集部おすすめ お昼寝グッズ5選 🌙 遮光カーテン →昼間でも寝室が暗くなり寝つきアップ 🧸 ガーゼスリーパー →寝相が悪くてもお腹を冷やしにくい ❄️ 接触冷感敷きパッド →汗っかきな子も快適 🎵 ホワイトノイズマシン →生活音が気になる子に ⏰ キッズタイマー(トレーニングクロック) →「青の間はゴロン」のように休憩時間が分かりやすい Arkidsmama編集部より お昼寝は「何歳まで」と決めるものではなく、その日の体調や生活リズムに合わせて考えることが大切です。 夏は暑さによって体力を消耗しやすく、大人が思っている以上に子どもは疲れています。 眠らない日も、静かな部屋で体を休める時間をつくるだけで十分な休息になります。 お子さんの様子を見ながら、その子に合ったリズムを見つけていきましょう。
